汚水処理施設、普及率88%に 1500万人が未利用


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 国土交通、農林水産、環境の3省は27日、下水道や浄化槽などの汚水処理施設を利用できる人が2012年度末で計1億1138万人となり、人口に対する普及率が88・1%に達したと発表した。
 調査を開始した1996年度から普及率は25ポイント以上上昇したが、約1500万人は処理施設が利用できない状態にとどまっている。国交省の担当者は「自治体の予算に限りがあり、完全に普及する時期の見通しは立っていない」としている。
 東日本大震災で調査が難しい市町村がある福島県は今回、調査対象から外した。 都道府県別の普及率は東京の99・6%が最高で、最低は徳島の52・6%だった。
(共同通信)