若手写真家の登竜門とされる第14回上野彦馬賞(九州産業大学フォトコンテスト)で、県立浦添工業高校2年の富本玲奈さんが高校生・中学生部門の最高賞に当たるジュニア大賞に輝いた。同校3年の比嘉緩奈さんは、5位に当たるスポーツニッポン新聞社賞を獲得した。県内からの大賞受賞は、2008年以来5年ぶり。
富本さんの作品「稽古日和」は、相撲クラブの子どもたちが四股立ちを練習する姿を収めた一枚。
富本さんは「印象的な影と構図が面白いと思って撮った。受賞できると思っていなかったのでうれしい」と喜んだ。
比嘉さんの作品「夏雲」は、分厚い雲がつくりだす陰影を捉えた。比嘉さんは「写真甲子園の練習で撮りためていた写真の中から選んだ。誇らしい賞をもらった」と話した。