移設問題も協議へ 来月3日、日米2プラス2開催


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【東京】小野寺五典防衛相は27日の記者会見で、10月3日に東京都内で日米の外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)を開くと発表した。政府関係者によると米軍普天間飛行場の移設問題についても協議する方向だだが、名護市辺野古沖への移設合意の実施へ連携して取り組むことを再確認する見通しだ。

 日本側は岸田文雄外相と小野寺防衛相、米側はケリー国務長官、ヘーゲル国防長官が出席する。日本開催の2プラス2に米側から2閣僚がそろうのは初めて。
 日米関係筋によると、米政府は東京での2プラス2を皮切りに、今後は韓国、オーストラリア、インドとの間でも2プラス2を開きたい考え。
 小野寺氏は会見で「日米防衛協力指針(ガイドライン)の策定から16年がたっている。しっかりとした話し合いが大事だ」と述べ、ガイドライン再改定を主要議題にする考えを示した。その上で「沖縄の負担軽減問題、周辺の安全保障環境の問題など、さまざまな議論がある」と強調した。
 訪米中の岸田外相も26日午後(日本時間27日未明)、ニューヨーク市内で2プラス2開催を発表した。