「長寿日本一目指す」 仲井真知事、官民一体に意欲


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 県議会9月定例会は27日、代表質問最終日の質疑を行い、3人が登壇した。仲井真弘多知事は、長寿日本一奪回に向けた取り組みについて、「2040年までに平均寿命日本一復活を目指す」と述べ、市町村や各種団体などを含めた県民会議を設置し、官民一体となった取り組みを進めていく意気込みを示した。

 米軍垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの配備中止要請に日米両政府が応じないことについて知事は、「のれんに腕押しという感だ」と不快感を示した。その上で「要望、要請を続けることには意味がある。もっと効果がある方策も考えたい」と述べた。玉城満氏(県民ネット)への答弁。
 高良倉吉副知事は2020年の東京五輪、パラリンピック開催に向け、「海外への誘客プロモーションを戦略的に展開し、国内外の関係者に積極的に働き掛け、スポーツキャンプを誘致する。聖火リレーの沖縄誘致も検討したい」と述べた。前島明男氏(公明県民)への答弁。
 実現を目指している鉄軌道の開業時期について、謝花喜一郎企画部長は「他の事例では構想から着工まで10年、工事に10年程度を要している。おおむね20年を要すると想定される」と述べた。玉城氏への答弁。最終日はこのほか玉城ノブ子氏(共産)が登壇した。