知念さん最高賞 日本料理技能全国大会


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 第33回日本料理技能向上全国大会(日本全職業調理士協会)が25日、東京都内で開かれ、郷土料理部門で知念司さん(37)=浦添市=が最高賞に当たる文部科学大臣賞に選ばれた。同大会は日本料理の調理技術の継承や食文化の発展が目的。自由出展、郷土料理、技能コンクールの3部門に分かれ、全国から計95人が出場した。

 伊江村出身の知念さんは「味心 ゆうづき」=浦添市=など県内で料理店4店舗を経営している。大会では「故郷伊江島 島野菜 赤マチづくし」と題して、魚のアカマチを大胆にも12品全てに採り入れた=写真。地元伊江島の島野菜で視覚を楽しませながら、多彩な料理にアレンジして出品した。
 知念さんは27日、那覇市の琉球新報を訪ね受賞を報告した。「2年前に最高賞を受賞したにもかかわらず、昨年は逃してしまったため、今回最高賞を取れて本当にうれしい」とにっこり。「大会に出るたび、審査員の目は厳しくなっている。これからも努力を怠らず、最高の料理を提供していきたい」と意気込んだ。

知念司さん