抗議継続を確認 普天間ゲート前行動1年


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オスプレイ反対のボードを掲げながら、ガンバロー三唱で抗議行動の継続を誓う参加者=28日午後、宜野湾市中央公民館

 【中部】垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの配備から1年を迎えるのを前に、米軍普天間飛行場ゲート前で取り組んできた抗議行動を振り返る「オスプレイ・基地撤去普天間基地ゲート前行動1年集会」(普天間爆音訴訟団、平和市民連絡会、命どぅ宝・さらばんじぬ会共催)が28日、宜野湾市中央公民館で開かれた。

ゲート前で抗議行動を続けてきた市民をはじめ名護市辺野古、東村高江などからも参加者があり、約250人が今後の行動継続を確認した。
 スライド写真を使いながら大山ゲート前での行動を報告した宮平光一さん(67)は、1年前の市民によるゲート封鎖を振り返り、「オスプレイが強行配備されても、基地機能がまひすれば飛ばせない。そのための方法をいろいろな形でやっていく」と強調した。野嵩ゲート前で行動を続ける赤嶺和伸さん(59)は「ゲート前を日々通学する子どもたちが二十歳を迎えるまでに基地を撤去し、基地の真ん中で成人式を盛大に祝おう」と力を込めた。
 集会ではオスプレイ配備撤回や普天間飛行場の閉鎖・撤去と辺野古移設の断念、高江ヘリパッド建設中止を求める決議を採択した。宮森小米軍ジェット機墜落の記憶を語り継ぐ表現集団「ハーフセンチュリー宮森」の川満美幸さんによるライブもあった。