【宜野湾】米軍普天間飛行場で28日、オスプレイ1機がホバリングを続け着陸時に緊急車両が駆け付けた件で、在日米軍の動きを監視する市民団体「リムピース」の頼和太郎氏は29日、考えられるトラブルとして「着陸する際の装置(降着装置)がうまく機能しなかった可能性がある」と指摘した。
本紙の取材に答えた。
同機は28日、普天間飛行場に戻ったが、着陸せずに飛行場内の誘導路上や草地付近で約1時間、ホバリングを続けた。頼氏は「着陸しなかったのは、降着装置がロックされずうまく機能しなかったか、表示が出なかったことが考えられる」との見方を示した。
同機は29日も駐機したままで、目立った動きはなかった。
腹部には機体を支える支柱のようなものが数本設置されているのが確認された。周辺にはコーン標識も置かれており、不具合が続いているとみられる。(当山幸都)