【宜野湾】9月28日に米軍普天間飛行場でオスプレイ1機がホバリングを約1時間にわたり続け、着陸時に緊急車両が駆け付けた件で、在沖米海兵隊報道部は同30日、本紙の取材に対し「機体が着陸する際の指示装置(降着装置)に異常があった」と回答した。
機体にトラブルが生じ、着陸できない状態だったことが明らかになった。
オスプレイは、海外でトラブルが相次いでいるが、普天間飛行場に駐機している機体にも不具合があったことで、安全性への懸念が一層高まりそうだ。
異常があったのは昨年10月に配備された機体「05」。同報道部は「負傷者はなく、機体への損傷もなかった」と説明している。着陸装置に不具合が生じた原因や、修復が済んだかどうかは不明。同機は30日午前、けん引されて格納庫の中に移動した。(当山幸都)