【嘉手納】米海兵隊の大型バスが嘉手納町立嘉手納小学校の敷地に無断で侵入し、水道設備などを破損して立ち去った問題で、嘉手納町の當山宏町長と比嘉秀勝教育長は1日午前、米海兵隊と沖縄防衛局を訪れ、抗議した。
當山町長はバスが大型車両進入禁止の道路から入り、蛇口を破壊して立ち去ったのは「犯罪行為だ」と指摘した。「厳重に抗議する。交通法規の教育や補償を強く求める」と訴えた。
町によると、海兵隊は事前に道順を確認するのを怠り、道を間違えたことが原因だったとし、「責任を持って誠心誠意対処したい」と応じたという。 今後、沖縄防衛局を通して補償手続きを進める。
また、嘉手納小周辺では道を間違えた米軍車両が方向転換する事例が続いているとして、町長らは「隊員教育の徹底に加え、米軍車両の付近の通行を禁止するなどの措置を取ってほしい」と求めた。
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