新垣(女子)富本(少年男子)7位 東京国体第4日


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ゴルフ女子 1番で落ち着いてパットを沈める新垣比菜(具志川中)=1日、東京都のGMG八王子ゴルフ場(金良孝矢撮影)

 第68回国民体育大会(スポーツ祭東京2013)第4日は1日、東京都などで行われ、県勢は8競技に出場した。ゴルフは女子の新垣比菜(具志川中)が個人で7位に入り、伊波杏莉(読谷高)、翁長由佳(興南高)とともに臨んだ団体戦で5位入賞を果たした。

少年男子は団体で7位、個人でも富本虎希(琉大付中)が7位に入った。成年男子は団体で19位、個人は伊波宏隆(本部高―大阪学院大)の22位が最高だった。銃剣道の成年男子は準々決勝で敗れたが、7・8位決定戦に勝利して7位となった。セーリングは成年男子国体ウインドサーフィン級で渡部鷹介が11位となった。剣道成年男子は2回戦で鳥取に敗退。自転車は少年男子ケイリンの照屋将貴(北中城高)が2回戦に進んだ。2日の県勢は自転車競技などに出場する。

◆新垣/イーグルで波乗る
 10番、パー5。新垣比菜(具志川中)はセカンドショットをグリーンに乗せると、3打目を約3メートル先のカップに沈めた。「今日はパットがよく入った」。本人が手応えを感じているように、鮮やかなイーグルだった。「これで波に乗れると思った」。その後もパットを確実に決め、「危ない場面もイーブンでまとめることができた」。終わってみるとトータル3アンダーの7位。国体初出場の14歳が奮闘した。
 アウトスタートの最終日はパーで前半を折り返し、後半につないだ。「完璧だった」という10番で好発進すると、その後も崩れることがなかった。13番(パー4)でも難なくパットを沈めてバーディー。試合を見守った父の博昭さんも「初めての国体だけど落ち着いていた」と娘の活躍に納得の表情を見せた。
 初日はグリーン上でイメージ通りのゴルフができず、「バーディーチャンスにスリーパットをたたいてしまった」。それでも最終日に修正し、「3アンダーで回れたことは良かった」と笑顔で振り返る。
 一方で「もっと行けると思った。まだまだ百パーセントじゃない」と悔しそうな表情ものぞかせる。「もっと飛距離を伸ばしてセカンドショットの精度も上げたい」。好成績にも浮かれることのない新垣の成長は、これからも続きそうだ。
(平安太一)