イルカに興奮、笑顔 視覚障がい者とふれあい


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
イルカとのふれあいを楽しむ参加者=9月29日、恩納村のルネッサンスリゾートオキナワ

 【恩納】イルカなどの海の生き物とふれあう「ドルフィンファンタジー」が9月29日、恩納村山田のルネッサンスリゾートオキナワで開かれた。

オキナワマリンリサーチセンター(OMRC)が毎年地元の人などを招待して実施するイベントで、ことしは視覚に障がいがある人が招かれ、4組の家族が参加した。
 バンドウイルカのティン君が参加者をお出迎え。「ジャンプ」の掛け声に合わせて勢いよく跳ね上がったり、参加者が投げた輪っかを拾って手元まで持ってきたりするなど、さまざまな芸を披露した。
 参加者は、水しぶきや鳴き声、体の感触などイルカの動きを全身で感じ取りながら、人なつっこいイルカとのふれあいを楽しんだ。
 沖縄盲学校小学部2年の宮城翔君(8)はイルカの勢いに驚いた様子で「迫力がすごかった。触った感じはカニみたいだった」と興奮気味に話した。
 母親の美香さん(43)は「じかにふれあえて、よい時間になった」と話した。