三津五郎さん「残念」 病気療養で降板 松竹大歌舞伎


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記者会見で膵臓がんの切除手術について話す坂東三津五郎さん=2日夜、東京都内のホテル

 【東京】11月24、25の両日、那覇市民会館で開催する「沖縄銀行提供 琉球新報創刊120年記念 松竹大歌舞伎」に出演予定だった坂東三津五郎さん(57)が2日、東京都内で会見し、降板を発表した。

代役は「野崎村」の久作役が板東彌十郎さん、舞踊劇「絵島生島」の生島役は尾上菊之助さんが務める。三津五郎さんは9月に膵臓(すいぞう)がんを切除する手術を受けたことを明らかにした。
 2日午前に退院し、会見に臨んだ。年内は療養するという。
 会見で三津五郎さんは「9年ぶりの沖縄公演で私自身、大変楽しみにしていたので残念だ」と述べた。「代役を務めてくれる方たちが、ピンチをチャンスに代えていい舞台にするので、変わりないご声援をお願いしたい」とファンに呼び掛けた。