磨いた「わが牛」出品 与那国、8年ぶりに畜産共進会


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第2回JAおきなわ与那国和牛生産部会畜産共進会に出品された牛=与那国町の旧家畜セリ市場

 【与那国】第2回JAおきなわ与那国和牛生産部会(鳩間正八部会長)の畜産共進会がこのほど、旧家畜セリ市場で8年ぶりに開催された。11月に開催される県大会の予選も兼ねており、会場では畜産農家が「農家の汗と涙の結晶。わが牛が1番」と、出品される牛を磨き上げていた。

 県家畜改良協会八重山事務所の石垣隆司所長のほか3人の審査員が、若雌1類、2類、成雌1類、2類、雌子牛の5部門を審査した。
 繁殖母牛の改良意識を高めるために設けた雌子牛部門で1位を獲得した林健太郎さんは「毎日、牛たちの栄養や体調管理を徹底し、できる限りの観察を欠かさず勉強している」と熱く語った。(東濱リエ通信員)