新聞読み比べ論議 コザ小、記事編集作業も学ぶ


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ヘリ墜落事故を報じた新聞を読み比べるコザ小の児童ら=9月20日、沖縄市立コザ小学校

 日本新聞協会NIE実践指定校の沖縄市立コザ小学校は9月20日、11月の県NIE実践フォーラム(県NIE推進協議会主催)の公開授業に向けて地元2紙を読み比べる授業を同校で行った。

5年生約40人が米軍ヘリ宜野座墜落事故を報じる8月6日付の琉球新報、沖縄タイムスの1面を比べ、写真や見出しなどの違いを挙げていった。
 児童らは「写真の撮影時間が違う」「火がアップで燃えているのが分かる写真と、どれだけ広く燃えたかが分かる写真」「見出しの大きさ」などと指摘した。
 ゲスト教師で招かれた琉球新報、沖縄タイムスの記者が大事故では大勢の記者がさまざまな機関に取材し、情報をまとめて記事にすることや、編集会議で写真や見出しを決めていくことなどを伝えた。
 授業後、教師らは「違いを挙げるだけでなく、『なぜ違いがあるのか』を児童に考えさせる時間が必要だ」と改善点を挙げ、フォーラムへの準備を確認した。