外相、防衛相8日来県 県に2プラス2合意説明


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 【東京】岸田文雄外相、小野寺五典防衛相は8日から沖縄を訪問する。岸田氏は仲井真弘多知事と会談し、日米外交・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)の共同文書で明記された沖縄の負担軽減策を説明し、米軍普天間飛行場の県内移設へ理解を求める。小野寺氏も知事と会談する方向で調整している。

 両氏は那覇市内で開かれる高田稔久沖縄担当大使の就任レセプションに出席する。岸田氏は、知事との会談のほか、在沖米軍トップのウィスラー四軍調整官(海兵隊中将)とも会談する予定。
 また、沖縄防衛局の武田博史局長は4日、県庁に高良倉吉副知事を訪ね、2プラス2の合意内容を説明した。高良氏は、「地元の理解など状況が大変厳しく、現実的ではない」と述べ、県外移設を求める県の立場を重ねて示した。会談は冒頭のみ公開された。