三線の形の美しさや音色などを審査する「三線打ティーワジャコンテスト」(県立博物館・美術館主催)が来年3月、同館で開かれる。安里進館長らが4日、県庁で会見した。これまで形を評価するコンテストはあったが、音色も含めて評価するのは初めてという。現代の職人による新たな名器発掘や技術向上などが狙い。
コンテストは同博物館が来年2月に開催する企画展「三線のチカラ―形の美と音の妙―」の関連事業。「三線打」は三線職人、「ティーワジャ」は手の技、職人芸を意味する。
応募方法は、3月26、27の両日に県立博物館・美術館に三線と応募票、三線立てを提出する。参加資格は県内に住む三線職人。同月28日に審査会がある。
県三線製作事業協同組合によると、県内には約40人の職人がいるという。
会見で、同組合の渡慶次道政理事長は「技量を競うきっかけになるので、多くの職人が結集できる場となればいい」と期待した。
問い合わせは同博物館(電話)098(851)5401。