キングス、大勝開幕 大分に91―56


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 プロバスケットボールbjリーグの琉球ゴールデンキングスは4日、大分県立総合体育館で2013―14シーズンの開幕戦に臨み、大分ヒートデビルズを91―56で退けた。キングスは第1クオーター(Q)で金城茂之、岸本隆一らが得点し17―5とリードを奪うと、第2Qは新加入のスクーティー・ランダル、キブエ・トリムらの活躍で35―23と差を広げて折り返した。堅い守備からの速攻などで後半もさらに点差を広げ、最後まで大分を寄せ付けなかった。キングスは5日午後2時から、同会場で大分との第2戦を戦う。

琉球ゴールデンキングス(1勝)
91―56(17―5,18―18,27―10,29―23)
大分ヒートデビルズ(1敗)

◆ほっとしている
 キングス・伊佐勉HCの話 リーグ最初の試合で負けるわけにはいかなかったのでほっとしている。これまで球団創設以来、節目の200勝をこのメンバーで達成できたことを光栄に思う。

◆攻撃力爆発 新加入3選手が躍動
 昨シーズン西地区1位のキングスが、同8位の大分に大差で快勝。開幕戦で球団200勝目を挙げ、幸先のいいスタートを切った。
 新加入のスク―ティー・ランダル、キブエ・トリムの外国人2選手が序盤から中盤にかけて躍動、大きな得点源になった。
 身長209センチのトリム、198センチのランダルと高さのある2人。強い当たりでゴール下に割って入り、連係しながらシュートに持ち込んだ。相手のファウルを誘い、フリースローでも得点を重ねた。
 第2Q、外角のシュートを外したランダルが、自らリバウンドを奪い得点。トリムも第3Q、速攻からダンクシュートを決めるなど華やかなプレーも見せた。
 新加入の狩俣昌也も途中出場し、後半は積極的な守備で、相手にプレッシャーをかけた。巨漢の山城吉超がゴール下で存在感を示した。大分は外角のシュートで応戦する場面が目立ったが、なかなか決まらなかった。
 新主将の金城茂之は「初戦だったので、試合の入り方を大事にしたプレーを意識した」と、序盤からリードした試合を振り返った。一方で目標のプレーが「内容的には半分しかできていなかった」と厳しく、翌日の試合へ向け気を引き締めていた。