低床バス導入 県内8.79%、全国39位


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 国土交通省は4日、全国の乗り合いバスのうち、高齢者が乗り降りしやすい「ノンステップバス」が2012年度末で1万8672台に上り、導入率は全体の31・7%になったと発表した。前年度比で1・8ポイント増加した。沖縄県の導入率は8・79%で39位だった。

 ノンステップバスは、地面から車両の床までの高さが30センチ以下のバス。国交省は、20年度までに3万5千台に増やす目標を掲げており、「都市部は導入が進んでいるが、地方のバス会社は補助制度も利用して車両の買い替えを進めてほしい」としている。
 沖縄県内のバスの総車両数は751台。うちノンステップバスは66台だった。
 都道府県別の導入率は、東京が75・1%(4845台)でトップ。愛知65・5%(1406台)、京都52・7%(836台)と続いた。最低は青森の0・8%(7台)で、沖縄県を含む10県が10%未満だった。