県が発注した伊良部大橋の工事で、平良港下崎ふ頭の資材置き場に約1年間、置いていた橋桁へ周辺にある他の資材から鉄くずが飛散してさびたために、さび除去作業費336万円が追加で必要になったことが5日までに分かった。県は鉄くずが飛散し、橋桁がさびたことについて「予想できなかった」と説明しつつ、再発防止を図る考えを示した。
4日の県議会9月定例会一般質問で、桑江朝千夫氏(自民)の質問に答えた。
県土木建築部は県議会9月定例会で契約金額を約7億9997万円から、さび除去費を含め約8億1803万円に増額する議案を提案している。
昨年、予定していた主航路部の設置が台風の影響で今年4月にずれ込んだため、資材置き場に置いたままの状況が続いた。県の當銘健一郎部長は「当初から想定し、十分な養生ができれば防げたかもしれない。今後はないようにしたい」と述べた。