キングス振り切る、大分に77-73 bjリーグ


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 プロバスケットボールbjリーグの琉球ゴールデンキングスは5日、大分県立総合体育館で大分ヒートデビルズとの第2戦を行い、77―73で競り勝って開幕2連勝とした。キングスは第1クオーター(Q)、アンソニー・マクヘンリーらが得点を挙げ22―14とリードした。しかし第2、3Qは大分が激しく追い上げ、一時は逆転されたが、キングス1点リードで第4Qへ突入した。最後は岸本隆一の3ポイントシュートなどで振り切った。キングスは12、13の両日、沖縄市体育館に東京サンレーヴスを迎え、ホーム開幕戦に臨む。

琉球ゴールデンキングス(2勝)
 77―73(22―14,16―21,20―22,19―169
大分ヒートデビルズ(2敗)

◆苦戦も勝負強さ発揮
 大勝した前日の試合とは一転、大分との第2戦は激しく競り合う展開になった。先行しながらも一時は逆転を許したキングス。最後は勝負強さを見せ、4点差で逃げ切った。
 序盤はキングスのペース。アンソニー・マクヘンリー、ジェフ・ニュートンらが、外の攻めと連係しながら内側で有利にゲームを進めた。
 しかし中盤に流れをつかんだのは大分。203センチのジャイルズ、201センチのマッカリ―らが、高さを生かしてゴール下の守りで存在感を発揮し、攻撃でもチームを引っ張った。
 キングスはたまらずファウルを連発。相手にフリースローを与え、失点につながった。
 キングス1点リードで迎えた第4Q。内側の守備から波に乗る大分に対し、キングスは岸本隆一、小菅直人らを中心に外からの攻めに切り替え対抗。辛くも勝利した。岸本は5本の3ポイントを決めるなど19得点で2連勝に貢献した。
 中盤は苦しい展開となった試合に小菅は「ディフェンスで裏に入られて失点する場面があった。確率の良いシュートを打てていない」と反省、主将の金城は「まだまだ修正しないといけない部分もあり、(それが)明確になった」とホーム開幕戦に向け、修正を誓った。

◆自らクロスゲームに
 キングス・伊佐勉HCの話 自分たちでクロスゲームに持ち込んでしまった。イージーミスを犯したり、それをしっかりクリアできなかった部分が大きな要因だと思う。それでもその中で勝利できたことは大きな経験になった。来週はホーム開幕戦。チームとして守り、そして攻めるチームバスケットを表現したい。