負担軽減策、知事に説明 きょう外相、防衛相来県


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 【東京】岸田文雄外相、小野寺五典防衛相は8日、沖縄を訪問し、仲井真弘多知事と会談する。日米外交・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)の共同文書で明記された沖縄の基地負担軽減策を説明し、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設への理解を求めたい考えだ。

 会談では沖縄本島東のホテル・ホテル訓練区域の一部の使用制限解除に向けた取り決めと、返還予定地の立ち入り調査のための枠組みを11月末までに策定することや垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの県外・国外への訓練移転などについて説明し、意見を交換する。
 2閣僚の来県について外務省幹部は「2プラス2の説明が主になる。普天間飛行場の移設との関係で政治環境を整える努力はしていきたい」と述べた。
 岸田、小野寺両氏は高田稔久沖縄担当大使の就任レセプションに出席する。岸田氏は在沖米軍トップのウィスラー四軍調整官(海兵隊中将)や県内経済界とも意見交換する予定。外務省の冨田浩司北米局長が同行する。
 小野寺氏は海上自衛隊那覇基地で行われる、アフリカ東部のソマリア沖とアデン湾で海賊対処を行う「派遣海賊対処行動航空隊」(第14次隊)の出国行事に出席する。