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那覇地区洋装店協会は9月29日、ファッションショー「絆・未来へ」を那覇市ぶんかテンブス館で開催した。総勢50人のモデルが舞台に立った。
那覇市おもろまちのデイサービスセンターフレンドリーあい和・他関連事業所(医療法人愛和会)を利用する83歳から108歳までの高齢者9人も出演した。それぞれの思いが詰まった手作りの衣装を身にまとい、披露した。
108歳の宮城朝輝さんは、70年前に妻が織った首里上布の遺作で仕立てた帽子とかりゆしウエアで登場した。宮城さんは「似合うかね」「ありがとう」とショーを見守る人々に話し掛け、終始笑顔を振りまいた。
石原ナへさん(89)は自ら織った反物で自分と娘のワンピース2着を仕立て、親子で共演した。
愛和会池田苑の常務理事・宮城初枝さんは「参加者はショーを通して明るく、希望ある平和の未来へ向かって努力した。強く生きていくきっかけにもなった」と語った。