児童生徒がDJ 日・英・しまくとぅばで情報発信


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笑顔で番組を放送するジュニアリーダークラブの児童生徒たち=沖縄市中央のFMコザ

 【沖縄】小学生から高校生までの児童生徒が英語、日本語、しまくとぅばでDJを務めるラジオ番組「ラジオこども大学DenDenRadio」が毎週土曜日午後6時、沖縄市にあるコミュニティー放送局「FMコザ」(76・1メガヘルツ、荻野達司社長)で放送され、話題を呼んでいる。

三つの言葉でニュースや地域の情報を伝える子どもたちは「多くの人が楽しんでもらえる身近な番組を作りたい」と意気込んでいる。
 DJを務めるのは沖縄市子ども会育成連絡協議会のジュニアリーダークラブの児童生徒たち。高校生3人がメーンパーソナリティーを務める。ニュースは週内で話題になった出来事を英語としまくとぅばで読み上げる。しまくとぅばと英語を使うことによって伝統継承と国際交流を図ることが番組の目的の一つだ。
 赤嶺龍風君(コザ高2年)は「緊張することもあるけど、トークが切れないように気を遣っている」と笑顔を見せる。新屋佑奈さん(北谷高1年)は「自分たちの世代からお年寄りまで、幅広い世代が楽しめるような番組を作っていきたい」と抱負を語った。
 放送をサポートする沖縄市子ども会育成連絡協議会の宮里・モラノ・ジュンさん(23)は「三つの言葉を使うことで多世代、異世代交流ができる。今後は地域で頑張っているお年寄りを招いて、地域活性化にもつなげていきたい」と話した。