24組、夏の終わり彩る ブルーラグーンフェスタ


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「リデンプション・ソング」を合唱する出演者=9月29日、名護市の21世紀の森公園

 「ブルーラグーンフェスタ’13」が9月28、29の両日、名護市で開かれた。2005年から、北部のカフェ店主らが手作りで運営してきた同フェスは今年で最後。昨年は台風で中止されたが、開催を望む多くの声を受け、再び集った。

第1回に出演したCaravanなど24組が夏の終わりを彩った。
 初日は大城美佐子&堀内加奈子やUAらが出演した。UAが歌うと、小さな会場は地球のへそとつながり、宇宙とつながる。バックバンドのPすけはUFOの形をした楽器ハンをたたく。2日目のトリを飾ったのはSPECIAL OTHERS。キーボードとギターが生み出す星くずのような音が、暗い空へ昇っていく。キヨサクを迎えて「空っぽ」も演奏した。最後は出演者が、ボブ・マーリーの「リデンプション・ソング」を合唱した。
 同フェスは沖縄でなかなか見られないアーティストを紹介し、一方でやんばるの魅力を全国に発信した。出演者や観客からは継続を求める声が相次いだ。海辺で音楽に身を委ねた幸せな時間を胸に刻み、復活を待ちたい。