光る 創造性と感性 日本バレエ協会沖縄支部


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 祝祭。沖縄バレエ界の粋を集めた公演で、祝う。その質的向上を。裾野の広がりを。作品の芸術性を。エンターテインメントとしての完成度を。

日本バレエ協会沖縄支部(長崎佐世支部長)の「バレエフェスタ」。9月29日、浦添市てだこ小ホール。8月に「全国合同バレエの夕べ」で演じた創作「南のシンフォニア」(振り付け・伊野波留利)で幕を開き、5月の沖縄支部バレエコンクールで入賞したメンバーがバリエーションを次々と繰り広げる。締めくくりは古典「くるみ割り人形」。支部役員それぞれが振り付け指導で創造性を発揮。若いダンサーたちが豊かな感性で具体化し、舞台を彩った。(宮城隆尋)

「くるみ割り人形」第2幕ディヴェルティスマン。華やかに舞台を締めくくる出演者たち=9月29日、浦添市てだこ小ホール
「花のワルツ」(振り付け指導・島袋成子)の鮮やかな群舞
「あし笛の踊り」(振り付け指導・島袋稚子)進藤美沙、外間碧衣、山本凪紗が息を合わせる
切れのある舞姿を見せた「ロシアの踊り」(振り付け指導・緑間貴子)
昂師吏功と玉城七星が見せる圧巻の調和。くるみ割り王子と金平糖の精によるグラン・パ・ド・ドゥ(振り付け指導・長崎佐世)