ダイビング旅行博 来夏、沖縄で開催 アジア最大規模


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 アジア太平洋地区で最大規模のダイビング旅行博覧会「ダイビングリゾートトラベルエキスポ(DRT)」が来年6月20~22日に宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開催されることが8日までに分かった。

主催は、香港を拠点にイベント制作や運営などを手掛ける龍〓(りゅうしん)科展で、県と沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)が誘致に成功した。同イベントは中国や東南アジアのダイビング市場の開拓を最大の目的としている。
 博覧会では3日間にわたってダイビング情報の提供や最新機材の展示、セミナーなど多彩なイベントを通して、沖縄の海の魅力をアジア各地域に発信する。大会名称は「日本沖縄国際ダイビングリゾート観光展」で、フィジーやグアムなど17カ国・地域のダイビング器材メーカーや旅行関係社、観光コンベンションビューローなど80~100社・団体が参加する予定。
 同博覧会はこれまで香港とシンガポールで開かれ、来年3月には上海で開催の予定。平均1万2千人以上が訪れる大型イベントとなる。
 龍〓科展の担当者は「沖縄は北東アジアで最もきれいなダイビングスポットを有しており、沖縄での開催を決定した」と話した。
 一方、中国潜水運動協会によると、現在中国人ダイバーは約10万人で、毎年平均30%の伸びで増加している。
 OCVBはこれまで香港とシンガポールのDRTに出展し、来年上海で行われるDRTにも参加する予定。ダイビングをきっかけにした誘客活動を進めている。(呉俐君)

※注:〓は「森」の「木」が「金」
英文へ→Diving Resort Travel Expo 2014 to be held in Okinawa