与那原の変遷くっきり 戦前戦後の航空写真展示


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
航空写真を通して与那原町の変遷について知ることができる写真パネル=9日、与那原町役場上下水道庁舎

 【与那原】与那原町の過去から現在までの経緯について航空写真を通して知ってもらおうと、町土の変遷を映した航空写真のパネル展が与那原町役場、上下水道庁舎で開かれている。

町によると、町域すべてを網羅し、同じ縮尺、同規模で撮影した複数枚の航空写真の展示は県内でも珍しいという。
 写真パネルは太平洋戦争の10・10空襲直前の1944年、太平洋戦争直前の45年1月、終戦食後の同年12月、本土復帰前の70年、マリンタウンプロジェクトが始動する前の93年、そして同プロジェクトが完成に近づいた2010年の計6枚。町の人口や面積の移り変わり、歴史などを記した資料も展示されている。
 写真は県公文書館から提供を受けたほか、一部は国土地理院から購入した。古堅國雄町長は「このパネルを見ると、町の移り変わりが一目瞭然だ。非常に意義のあるものができたと思う」と話した。