慶良間の大物絶好調


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 「暖かい沖縄で半日のんびり釣りはいかがですか?」
 先日、東京にある那覇会という15―16人グループのリーダーから、古里の陸の観光は一通りしたので次は海の観光をしたいが、毎週の釣り欄を見て沖縄の魚でも釣ろうと思うのだが、と言われた。県内の同窓生の参加も入れるといつも30人近くになるという。

《提案》
 ○経験・体力に関係なく、手ぶらでOK、半日ぐらい、安全快適トイレ付き、船代、竿、餌、仕掛けすべて込みで1人5000円以内の予算で楽しむ。
 (1)船からのグルクン、また
は底物釣りは半日コースで1人4980円(定員14人)1日2便、那覇から出港。
 (2)テント、トイレ付き本部町の釣りイカダ(船に弱い人でも可能)渡し代金、竿、餌、仕掛けが付いて1人3900円(時間自由の定員50人、修学旅行でも人気)
 [注]冬は北風9メートル以上で波も3メートルぐらいの日が多いので、荒海の日は裏メニューとして波が静かな羽地内海でのボート釣りを予定。手こぎボート2人乗り、6時間でボート代、竿、仕掛け代で1人約2500円。餌のゴカイだけは1人500円分ぐらい持参する。

《週末は旧正月、そろそろ潮も安定してほしいころだが、潮が動かずウキは止まったまま、石の間の小魚も熱帯魚も見えない漁港》
 前週末の塩屋のミジュンも安波のミジュンの群れも少し動きが変だ。絶好調は慶良間の大物、前週に続いて30キロオーバーのガーラが同じポイントで釣れている。ほかにも安室島では夜釣りのタマンが土曜日9匹、日曜日1匹の釣果。
 ○2月10日の夕方、南釣友会の比嘉雄二さんは釣ったシジャーを餌に泳がせ釣りで132・2センチ、32・7キロのガーラをゲットした。
 ○那覇一文字のフカセ釣りで69センチのタマンと43・3センチの尾長グレ。2月9日、南十人海の秋田真吾さん、この日は前日と違って小魚が多かった。水温が下がりサンノジが釣れた後は、よくグレがヒットする。
(丸沖つりぐ)
 ○泡瀬一文字のフカセ釣りで30センチの中型チヌ32匹。2月6日、宮里和也、牧野茂さん(海遊會)の釣果。ハリス1・5号、チヌバリ2・5号、全遊動で仕掛けをゆっくり下ろしたり止めたりして誘いをかけながら底まで落としていった。
(サンノリー2)
 ○安田漁港、スルルのフカセ釣りで68センチのタマン。2月11日から12日にかけて父親と大物狙い3本、カゴ釣り1本、垂らし釣り1本にフカセ釣りと安田漁港先端で竿を出した新垣健さんの釣果。
 ○古宇利島で打ち込み釣り、47センチのチヌ。2月10日、天川淳さんの釣果。
(マンモス小禄)
 ○サバヒー75センチ、那覇一文字タイヤのポイントで。2月11日、上原義徳さんのハリス4号のフカセ釣りでの釣果。肉はミルクのように真っ白なので英語ではミルクフィッシュ、味は小骨が多くいまいちだった。
(マンモス小禄)
 ○伊平屋沖で全長110センチ、17・5キロのアーラミーバイを釣った平良幸三さん。土・日曜日のみ運天港から出港する第一大盛丸、4回に1回は大物を釣らせるので魚屋さんの平良さんは仕入れに行くようなもの。この日も食いが悪いと言いながら100リットルクーラー2個分の釣果、釣れた魚は5キロ前後のガーラ16本、3キロ前後のアカジン、シルイユーも5―6匹釣っていた。(マンモス泡瀬)
 [注]アーラミーバイ(和名・ヤイトハタ)クエと兄弟分で型やしま模様はそっくりだが色が黒く全身に黒いヤイトのような点々がある。味はクエと同じでクエより大型になる。
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 フィッシング沖縄社・城一人 098(933)2073 メールfishing@ii-okinawa.ne.jp

【写真説明】上から
(1)前週に仲里さんのギャフ打ちをした比嘉さん、今週は自分が32.7キロをゲット
(2)フカセ釣りでタマンと尾長グレを釣った南十人海の秋田さん
(3)海遊會の宮里さん(右)牧野さんの釣果
(4)やんばるナンバーワン漁港、安田漁港防波堤でタマンを釣った新垣さん
(5)古宇利漁港右側の岩場で釣ったチヌと天川さん
(6)猛魚を釣った釣りクラブ猛魚追跡の上原さん
(7)17.5キロのアーラミーバイと平良さんファミリー