琉球新報社 １０月１日、安倍晋三首相が２０１４年４月からの消費税率８％への引き上げを表明した。その中でも話題となった３つのテーマ①２０１５年１０月からの１０％への引き上げ②復興特別法人税の廃止③軽減税率―のそれぞれの口コミ数を、発表後１週間について調べた。
ツイッター（全量の１０分の１サンプリング）とブログの口コミ数をグラフ化すると、復興特別法人税の廃止に関する反応が総じて大きいことが分かる。次点は１０％への引き上げ、３位に軽減税率の順となった。
◆濃い黄＝１０％引き上げ・ブログ ◆薄い黄＝１０％引き上げ・twitter ◆濃い青＝法人税・ブログ ◆薄い青＝法人税・twitter ◆濃い赤＝軽減税率・ブログ ◆薄い赤＝軽減税率・twitter
復興特別法人税の廃止に関する評判も見てみた。ブログの投稿をもとに、その投稿内容が肯定的か否定的かを機械的に判定したのが以下の図だ。
＜復興特別法人税の廃止に対する評判分析＞
１０・０３％が肯定的、１５・０５％が否定的、７４・９１％が中立となっており、積極的にとらえる人よりは批判的にとらえる人のほうが多いことが分かる。「企業優遇」という印象が強い反応を引き起こしているようだ。
２番目に多かった、１５年１０月の消費税率１０％への引き上げについては、９・７１％が肯定的、１２・４１％が否定的だった。
軽減税率に関するツイートやブログ記事では、「低所得者対策」「食料品」などが一緒に使われることが多い関連語として上位に入った。
ツイッター上では各国の食料品の消費税率が一般の税率に比べ低いという内容のつぶやきが多くリツイートされるなど、生活必需品への軽減税率導入を望むユーザーの反応が鮮明に現れている。
３つの項目で共通して使われる関連語としては、「景気」「賃上げ」などの単語が上位に浮上。今後の景気動向に対する関心度はますます高まっているようだ。（共同通信）
◎以下は、消費税増税に関連してtwitterでつぶやかれている単語トップ１００です。表示日から１日前までの結果を、左上から多い順に表示します。
＜消費税増税の関連語トップ１００＞
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データおよびグラフは（株）ホットリンクから提供を受けています。
今回テーマとして取り上げた①２０１５年１０月からの１０％への引き上げ②復興特別法人税の廃止③軽減税率－の検索設定はそれぞれ以下の通りです。
①「消費税」「増税」という単語のどちらかと、「１０％」「引き上げ」という単語が必ず入っているもの
②「消費税」「増税」という単語のどちらかと、「法人」「廃止」という単語が必ず入っているもの
③「消費税」「増税」という単語のどちらかと、「軽減税率」という単語が必ず入っているもの
グラフ１の口コミ数は、１０月１～７日のツイッターおよび２５の主要ブログや掲示板と、約１００の著名個人ブログから抽出。
グラフ２のデータは、口コミの内容が比較的判断しやすいブログ（２０の主なブログポータルサイトと、著名個人ブログ）の内容をもとにしています。
検索ワードの前後に書かれた単語との関係性を機械的に読み取り、口コミ内容 が肯定的か否定的かを判断。１０月１～７日までの結果を表示します。機械による自動判定のため、誤った判定が含まれる場合がありますのでご了承下さい。
グラフ３は、リアルタイムの反応が分かりやすいツイッターをもとデータとしました。
検索過程で 誹謗中傷など一定の語を含む内容は除外するため、データはネット上での総数とは一致しません。
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更新日時：2013/10/11 10:54
