9月搭乗9.8%増 沖縄線航空6社


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 沖縄関係路線を就航する航空6社(格安航空会社を除く)の9月搭乗実績が11日までにまとまった。石垣線の新規就航効果や台風が少なかったことなどから、合計搭乗者数は前年同月比9・8%増の142万7676人となった。

 日本航空(JAL)は前年同月比3・0%減の28万377人。那覇と羽田、伊丹、成田を結ぶ各路線は増加したが、那覇―関西線の日本トランスオーシャン航空(JTA)への移管で全体は前年を下回った。
 全日本空輸(ANA)は10・5%増の64万3320人。那覇―羽田6・2%増、那覇―伊丹64・5%増、那覇―福岡13・4%増と好調だった。新規の石垣―羽田、石垣―名古屋の効果に加え、那覇―宮古も20・6%増と伸びた。台風による欠航は昨年の1割以下にとどまった。
 JTAは4・7%増の25万357人、利用率も2・9ポイント伸びた。県外は那覇と関西、福岡、岡山、中部を結ぶ4路線が2桁の伸び。県内は那覇―石垣が5・9%増。昨年215便あった台風による欠航は4便だった。
 琉球エアーコミューター(RAC)は3・8%増の3万3425人。那覇―奄美が伸びたほか、JTAから移管された石垣―与那国の純増効果も大きかった。
 スカイマークは石垣と那覇、成田、神戸の新規就航効果で36・0%増の18万1776人。その他7路線中6路線で前年を上回った。
 スカイネットアジア航空(ソラシドエア)は61・3%増の3万8421人。那覇―神戸の新規開設のほか、那覇―鹿児島が29・5%増、那覇―宮崎が15・4%増と堅調に伸びた。