喜屋武(男子100自)県新V 全九州高校新人大会


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 全九州高校新人大会は13日、鹿児島市鴨池公園水泳プールで水泳があり、佐賀県総合運動場陸上競技場で陸上が行われた。水泳は男子自由形100メートルで喜屋武陽介(那覇西)が51秒83の県新記録で優勝。

2位に入った二俣竣亮(沖縄カトリック)も従来の県記録を上回る51秒86の好タイムだった。県対抗の男子200メートルリレーでは沖縄(二俣、外間峻、金城一聖、喜屋武)が1分34秒73の県新で2位。男子200メートルリレーは那覇西(金城、毛利匡秀、野原万路、喜屋武)が1分36秒49で3位に入った。陸上は110メートル障害で崎本和誠(那覇西)が14秒91で2位に入った。

◆積極的レース実結ぶ/喜屋武
 自由形100メートル。喜屋武陽介(那覇西)が、9月の新人大会で自らが出したばかりの県記録を塗り替えて、九州のトップに立った。
 調子は上向きといい、予選で県記録52秒04を上回る51秒93を出した。決勝も「前半から飛ばしてレースを引っ張る」。そう決めて臨んだレースだった。
 50メートルを折り返したところで、隣りのレーンに同じ県勢の二俣竣亮(沖縄カトリック)が並んでいるのが分かった。ターンでは流れを止めないよう、キックに意識を集中。なるべく長く潜り、ドルフィンキックで進むようにした。
 スパートをかけたのはラスト5メートル。「がむしゃらに腕を回して泳いだ」。ゴールして記録を見上げると、51秒83。予選からさらにタイムを伸ばし、新たな県記録を出しての優勝だった。
 タイムは目標とした51秒台前半に及ばなかったが、「自分の考えたレースができた」と喜屋武。
 県対抗のリレー200メートルでも第1泳者とチームのタイムで県記録を更新し、2位に入った。JOC大会の県予選で標準記録をクリアし、全国大会に出場することが次の目標だ。

※注:崎本和誠の「崎」は、「大」が「立」の下の横棒なし