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【本部】1944年の「10・10空襲」で米軍の攻撃を受けて本部町瀬底島付近で沈没した日本軍の潜水母艦「迅鯨(じんげい)」の慰霊祭が10日、本部町健堅の迅鯨鎮魂碑前で行われた。
当時、乗組員の救助に当たり、碑建立に関わった中村英雄さん(83)は「当時のことは今でも頭から離れない。戦争は駄目だ」とあらためて平和への誓いを述べた。
慰霊祭はことしで13回目になる。中村さんの妻節子さん(77)、同町遺族会の我部政寿会長、島袋吉徳町議会議長らが参加した。全員で慰霊碑に手を合わせた。
迅鯨は乗員135人が犠牲となった。我部会長は「関係者も高齢化している。継続するために行政が関わることも必要と思う」と話した。