【東京で赤嶺玲子】14日に閉幕した第13回全国障害者スポーツ大会「スポーツ祭東京2013」で県勢は金10、銀5、銅6の計21個のメダルを獲得し、メダルラッシュとなった。
昨年の岐阜大会のメダル総数17個(うち金メダル6個)から県勢は大躍進した。
東京都調布市の味の素スタジアムで行われた閉会式では、全競技を終えた各県選手団が晴れやかな表情で健闘をたたえ合った。県選手団は15日に沖縄に戻る。
大会最終日の14日、県勢は陸上で金3個を獲得した。車いす陸上で北京とロンドンパラリンピックに連続出場した経験を持つ上与那原寛和選手(42)=沖縄市=は200メートルで金メダルに輝いた。「今大会では伸びしろのある若い選手も見られた。互いに刺激し合いながら、リオデジャネイロと東京大会出場を目指したい」と意気込んだ。
前日のソフトボール投げに続き、砲丸投げで2個目の金メダルを獲得した吉本壮一郎選手(29)=東村=は「同じ障がいを持つ選手から刺激を受け、モチベーションが上がった」と話した。
同じく砲丸投げで金メダルに輝いた冨名腰尚志選手(28)=石垣市=は「目標記録には届かなかったが、楽しんで投げることができた」と充実感を表した。
団体競技の部では、聴覚障害女子バレーが2010年の千葉大会以来3年ぶりに銅メダルに輝いた。高良美樹キャプテン(22)=豊見城市出身=は「チーム一丸となって試合ができた。これを新たなスタートにして、来年は1位を取る」と闘志を燃やした。