名護市長選 末松県議に出馬打診 島袋氏と調整へ


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 【名護】来年1月の名護市長選に向け、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を容認する市議会野党会派・礎(いしじ)之会の市議らが、自民党の末松文信県議(65)=名護市区選出=に出馬を打診していたことが分かった。一方、移設推進を訴えている同じ保守系の島袋吉和前市長(67)の支持者らは、末松氏らに島袋氏を候補者として推薦することを伝えており、一本化調整が焦点になる。

 末松氏は出馬要請について「正式な話はまだない」と述べるにとどめている。島袋氏は「16日には(末松氏側に)伝えている」と出馬に意欲を示している。
 市長選には普天間飛行場の県内移設阻止を掲げる現職の稲嶺進氏(68)が5月に出馬を表明。
 対立候補の選定作業を進めている末松氏らは県の川上好久副知事に出馬を要請したが、固辞され、擁立を断念していた。