キングス、滋賀に83―70 接戦制す bjリーグ第5戦


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 プロバスケットボールbjリーグの琉球ゴールデンキングスは19日、滋賀県の野洲市総合体育館で滋賀レイクスターズと今季第5戦を行い、83―70で勝利した。第3クオーター(Q)を2点ビハインドで迎えたキングスは、金城茂之主将がロングシュートや速攻などで連続得点しチームを波に乗せると、その後はアンソニー・マクヘンリーやギブエ・トリム、スクーティー・ランダルらビッグマンが得点を重ね、13点差の勝利につなげた。

キングスは20日午後2時から、同会場で滋賀との第2戦を行う。

琉球ゴールデンキングス(4勝1敗)
83―70(19―17,17―21,22―11,25―21)
滋賀レイクスターズ(3勝2敗)

◆自分の役目果たした
 伊佐勉HC(キングス)の話 ハーフタイムに、あと40分間エネルギーを全力で出し切ることと、常に先手を取ることを再確認した。後半はファウルトラブルなどもあって相手に流れが傾きかけたが、選手たちがしっかりと自分の役目を果たしてくれた。

◆金城奮闘 再逆転誘う
 立ち上がりからシーソーゲームを展開したキングスは、第1Qこそ2点差とわずかにリードしたが、第2Qは滋賀の巧みなパス回しと内側の強固な守備に手を焼き、外側からのシュートを打たされ、逆転を許した。
 そこから地力を見せたのは主将・金城だった。ロングシュート、速攻と立て続けに得点すると、チームは息を吹き返し再逆転に成功した。主将がチームを引っ張れば、マクヘンリー、トリム、ランダルのビッグマン3人も奮起した。マクヘンリーが内外からの多彩な攻撃で揺さぶりをかけると、負けじとトリム、ランダルもバスケットカウントなどで得点を重ねた。
 ジェフ・ニュートンが練習中から左膝に違和感を覚えていたため、コートに立つ時間が減っていた。思いもよらぬ主力の故障だったが、それでチームワークが増したようだ。
 金城は「試合前にアウトサイドシュート一辺倒ではなく、中へのドライブを中心に攻めることを確認した。後半は効果的に発揮できた」と胸を張った。
 3勝1敗で並んでいた滋賀に、白星一つの差をつけた。次戦もチーム一丸となったプレーで、今季初の3連勝を目指す。