陸上の第55回県中学大会は19日、宮古島市陸上競技場であり、男子共通ジャベリックスローで比嘉遥(久辺)が県中学記録と大会記録をともに更新する82メートル67で優勝した。1年女子走り幅跳びの前底希光(与那国)も5メートル07で県中新と大会新だった。
同2年400メートルリレーは予選で52秒62の大会新記録を出した島尻Aが決勝でも1位となった。同共通1500メートルで3位に入った前原彩永(松島)の4分55秒99は1年生の県新記録だった。
◆日本記録に相当、全国Jr.五輪視野 中学生離れの比嘉
甲子園出場を夢見る野球少年が、強肩を見せつけた。比嘉遥(久辺)が男子共通ジャベリックスローで82メートル67の県新記録をマークして優勝し、存在感を見せつけた。
県陸協によると、約1週間後に迫った全国ジュニア五輪で同等の記録を投げれば、日本記録更新にも相当する。練習も含めた自己ベストはすでに84メートルを超えており、練習でも常に80メートルはクリアしているそうだ。
相撲では九州大会で団体8強入り。普段は野球部に所属し最速135キロを投げるなど中学生離れした力を持つ。
高校は県内の野球の強い学校に進学する予定で、陸上の大会は自身最後となる。ラストステージを控えた比嘉は「悔いのないように終わらせたい」と、気持ちを引き締めた。
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