【久米島】東北楽天ゴールデンイーグルス初の日本シリーズ進出が決まった21日夜、春季キャンプ地の久米島町は歓喜に沸いた。同球団久米島協力会を中心とした町民約50人がリゾートホテル久米アイランドの大型スクリーンで白熱のシーソーゲームを見守った。
エース田中将大投手が試合を締めた瞬間には、会場全体が万歳をして喜びを爆発。指笛が鳴り、カチャーシーを踊る町民もいた。会場からは「次は日本一だ」との声が上がった。
楽天の球団創設以来、毎年久米島でキャンプが開かれており、町を挙げて球団の躍進を応援している。
町民らはクライマックスシリーズ進出を受け、楽天の本拠地・日本製紙クリネックススタジアム宮城(仙台市)でも応援観戦をした。協力会の宇江城久人事務局長は「町民が望んでいた日本シリーズ進出がこんなに早く実現するとは思っていなかった。喜びが倍増だ」と声を弾ませた。
(盛長容子通信員)