台風27号 大東、昼前に暴風 本島はあす可能性


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 非常に強い台風27号は22日午後9時現在、南大東島の南南東約340キロの海上にあり、時速15キロで北西に進んでいる。沖縄気象台によると、大東島地方は23日昼前にも暴風域に入る見込み。

台風が西寄りの進路を進んだ場合、沖縄本島地方も24日に暴風域へ入る可能性がある。台風が沖縄地方へ10月に4度接近するのは、観測を始めた1951年以降、初めて。
 大東島地方は22日、風速15メートル以上の強風域に入った。本島地方も強風が吹いている。沖縄気象台は暴風や高波への警戒を呼び掛けている。
 台風の中心気圧は945ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートル。中心の北東側190キロと南西側150キロ以内は風速25メートル以上の暴風、北東側500キロと南西側440キロ以内は強風が吹いている。
 一方、21日に太平洋のマーシャル諸島で発生した強い台風28号は22日午後6時現在、南鳥島近海にあり、時速30キロで北西に進んでいる。沖縄地方に接近する可能性は低い見通し。
 台風の影響で船の便は22日、本島と周辺の離島を結ぶ47便と宮古島と多良間島を結ぶ2便、石垣島と周辺離島を結ぶ20便の計69便が欠航した。

台風27号(22日21時現在)
台風27号 暴風域の予想接近時間(※22日21時現在、沖縄気象台発表)