高知でオスプレイ訓練中止 台風27号接近のため


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 【東京】防衛省統合幕僚監部は24日、台風接近による悪天候のため、高知県で25日に予定していた米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイを使用する日米共同統合防災訓練を中止すると発表した。

高知県内に24日、警報が出たことが理由と説明した。
 訓練は南海トラフ巨大地震による津波が発生したと想定。オスプレイが香南市の陸上自衛隊高知駐屯地、土佐清水市の航空自衛隊土佐清水分屯基地に着陸し、救援に当たる自衛隊員や物資を輸送する訓練を行う予定だった。防衛省はオスプレイ使用を災害に対する対処能力の向上と沖縄の基地負担軽減につながるとしていた。
 統幕は土佐市沖に停泊した海上自衛隊護衛艦でも訓練する予定だったが、24日午前に中止を決めていた。
 訓練参加予定のオスプレイは、22日に普天間飛行場から山口県の岩国基地まで移動していた。