アセスの再開、浦添市長決定 西海岸沖開発計画


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松本哲治浦添市長

 【浦添】浦添市の松本哲治市長は25日、市西海岸沖を埋め立てる開発計画「第2ステージ」事業で、一時凍結していた環境影響評価(アセスメント)手続きの再開を正式に決めた。

再開で市土地開発公社と那覇港管理組合が来年3月までの実施を予定していた冬季の環境現況調査や一部土質調査などが可能となる。
 市は同日、那覇港管理組合(管理者・仲井真弘多知事)に凍結解除を伝えるファクスを送った。市長は取材に対し「管理組合との誤解は解けた。アセスをしっかり進めるという従来の方針に戻ったということだ」と述べた。
 松本市長は2月の市長選で埋め立て計画の「ゼロベースの見直し」を公約。8月に管理組合からアセス実施後は計画を変更しないことを約束する文書の提出を求められ、曲折の末、手続きを一時凍結していた。