来春の選抜大会出場校の選考資料となる、高校野球の秋季九州大会(第133回九州大会)は28日、沖縄セルラースタジアム那覇などで準々決勝4試合があり、美里工は創成館(同)に1―0で競り勝ち、沖縄尚学は波佐見(長崎)に9―1で七回コールドゲーム勝ちした。
4強入りで両校は選抜出場切符をほぼ手中にし、出場が決まれば沖尚は今年春の選抜大会と夏の選手権大会に続いて3季連続、美里工は春夏通じて初の甲子園出場。県勢の2校出場は2010年春の嘉手納と興南以来となる。
美里工は0―0の八回2死二塁、與那嶺翔の中前適時打で奪った1点を守りきった。先発の長嶺飛翔は創成館打線を4安打に抑え、完封した。沖尚は上位から下位まで打線がつながり、一回に1点を先制すると四、五回にも4点ずつを加えて圧倒した。エース山城大智も1失点と好投した。
準決勝は30日、沖縄セルラースタジアム那覇であり、沖尚は鎮西(熊本)と、美里工は神村学園(鹿児島)と対戦する。