島袋吉和氏、出馬の意向 名護市長選「辺野古」争点に


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島袋 吉和氏

 【名護】来年1月19日の名護市長選に、保守系の島袋吉和前市長(67)が29日、出馬する意向を表明した。

米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設について島袋氏は同日、「辺野古移設を明確に掲げて戦い、民意を問わないといけない」と述べ、移設推進を前面に打ち出す姿勢を示した。
 島袋氏は28日夜、市内で会合を開き市民有志十数人に出馬への決意を表明。29日、報道陣に出馬の意向を明言した。30日に記者会見し、正式に表明する。
 市長選には辺野古移設に強く反対する稲嶺進市長(68)と、移設を容認する市議会野党会派や経済界が推す同市区選出の末松文信県議(65)=自民=が既に出馬を表明しており、島袋氏が出馬すれば保守側は分裂することになる。