美里工と沖尚激突 九州高校野球、きょう決勝


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 高校野球の秋季九州大会(第133回九州大会)第4日は30日、沖縄セルラースタジアム那覇で準決勝を行い、美里工と沖縄尚学の県勢2校が決勝へ駒を進め、選抜大会出場が確実となった。県勢同士の決勝は初めて。

 美里工は神村学園(鹿児島)に5―1で勝ち、初の決勝進出を決めた。美里工は三回1死満塁から押し出しの四球と併殺崩れで2点先制。その後も六回に1点、七回に2点と好機を物にした。投げては先発の伊波友和が1失点で完投した。
 沖縄尚学はエース山城大智が1安打で完投。鎮西(熊本)を4―1で下し、優勝した昨年に続く決勝進出。打線も八回を除く毎回の13安打と相手投手を攻略した。五回に1点を先制すると、六回にも積極走塁で相手守備を崩し、2長打を絡めて3点を追加した。
 決勝は31日正午から同球場で行われる。

美里工―神村学園 9回、最後の打者を打ち取り、ガッツポーズする美里工のエース伊波友和=30日、沖縄セルラースタジアム那覇(金良孝矢撮影)
鎮西―沖縄尚学 5回2死二塁、相手失策の間に本塁を陥れる沖尚の久保柊人=30日、沖縄セルラースタジアム那覇(金良孝矢撮影)