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【名護】名護市の島袋吉和前市長(67)は30日午前、同市の数久田公民館で記者会見し、来年1月19日投開票の名護市長選への立候補を正式に表明した。米軍普天間飛行場の移設問題ついて「辺野古移設なくして北部の振興発展はない」と述べ、移設推進の立場を明確に示した。
市長選には稲嶺市長(68)が5月に再出馬を表明し、同市区選出の末松文信県議(65)=自民=も出馬の意思を明らかにしている。
島袋氏は「(移設に強く反対する)稲嶺進市長との対立軸がなければ、市民が判断に迷う。はっきりと辺野古移設を容認し、戦うことで市民が納得できると考えている」と強調し、辺野古移設の是非を争点にしたいとの考えを示した。
島袋氏は1946年7月生まれ、名護市数久田出身。琉球大卒。名護市議会議長を経て、2006年から4年間市長を務めた。