自衛隊、きょうから離島奪還訓練 沖大東島を使用


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【東京】陸海空3自衛隊による事実上の離島奪還訓練にあたる実動演習が1日から沖縄や九州を中心に始まる。

 主な訓練場に那覇の南東約408キロの太平洋上にある無人島で、米海軍の射爆撃場となっている沖大東島(北大東村)を使用。射爆撃場は15~16日の日程で、離島防衛を主な任務にする陸自西部方面普通科連隊が上陸作戦を模して訓練を実施する。水陸両用のホバークラフト型揚陸艇「LCAC」(エルキャック)で島に接近、空自戦闘機が実弾射撃を行うなど訓練を実施する予定。
 そのほか演習では自衛隊基地がない石垣島で、陸自高射特科部隊によるレーダーを使用した対空戦闘訓練を行う。