名護市長選出馬の末松氏「辺野古も選択肢の一つ」


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名護市長選への出馬を表明する末松文信氏=31日午後5時すぎ、名護市大東のIZUMO

 【名護】名護市区選出の県議・末松文信氏(65)=自民=は31日夕、同市内で会見し、来年1月19日投開票の名護市長選への立候補を正式に表明した。米軍普天間飛行場の移設先には「県外が最も望ましいが、基地の固定化はあってはならない」として「辺野古も選択肢の一つだと私は認識している」と語った。

自公の推薦を受け、無所属で出る意向。
 市長選には稲嶺進市長(68)が再出馬を表明。島袋吉和前市長(67)も出馬表明しており、三つどもえの公算となっている。
 末松氏は「この問題(辺野古移設)に終止符を打ち、新しい名護市づくりに取り組みたい」と強調し「知事と協力して問題解決に取り組む」との考えを示した。
 末松氏は1948年2月生まれ、伊是名村出身。沖縄工業高校卒業。名護市の助役、副市長などを歴任。2012年6月の県議選で初当選。