米軍ヘリからカメラ落下 飛行中の可能性 8月墜落と同型機


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 米軍嘉手納基地所属のHH60救難ヘリコプターに搭載されているカメラ一つが、訓練飛行中に落下した可能性があることが1日、分かった。沖縄防衛局によると、発生日は不明だが、米軍は訓練飛行後にカメラがないことに気付いたという。

 同ヘリの同型機が8月5日に宜野座村のキャンプ・ハンセン内で墜落し、兵士1人が死亡する事故を起こしている。
 防衛局によると、カメラの大きさは縦約5センチ、高さ約6センチ、幅約9センチ、重さ約0・5キロ。HH60ヘリは嘉手納基地を離陸後、うるま市具志川を通過し、海上から中部訓練場に進入しており、防衛局はその経路上で海上か中部訓練場で落下したとみている。米軍は「15時38分に嘉手納基地を離陸し、18時に同飛行場に戻った」と説明しているが、発生日は通知していない。
 防衛局は10月30日、県や関係市町村に連絡したほか、嘉手納基地に対して原因究明と再発防止を申し入れた。県基地対策課は「被害状況などの報告は現在のところないが、情報を収集した後に抗議申し入れなどの対応を検討したい」としている。
【琉球新報電子版】
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