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日本ハンドボールリーグ(JHL)の琉球コラソンは3日、浦添市民体育館で大崎電気と対戦し、21―25で敗れた。
コラソンは前半は守備で粘って11―10としたが、ノーマークシュートを外すなどのミスも目立ち、後半で一気に逆転を許した。
コラソンは通算2勝4敗となり、順位も一つ落として7位(暫定)とした。4日は同体育館で、午後1時から大崎電気―湧永製薬、午後3時半から琉球コラソン―豊田合成の試合を行う。
大崎電気の東長濱秀希(興南高―日体大出)はこの日のコラソン戦で、50試合連続得点を達成した。
大崎電気(4勝2敗)
25―21(10―11,15―10)
琉球コラソン(2勝4敗)
◆好機も単調な攻撃/コラソン2試合連続逆転負け
悔しい敗戦が続く。琉球コラソンは後半にミスを突かれ、2試合連続の逆転負け。大崎電機は昨年無敗でリーグを制しており、その底力はさすがだったが、勝てない試合ではなかった。
「取れるところでしっかり点を取れなかった。チャンスを生かせなかったのが敗因」。東長濱秀吉監督も苦い表情だった。
前半、相手は5回退場者を出し、一時は6人対4人という優位な状況も作った。だが傾きかけた流れを完全にものにできなかった。ノーマークでのシュートミスが目立ち、それが後半にも露呈。逆速攻であっという間に逆転を許した。
センターバックの東長濱秀作が抜け、ロングシューターがいない。主将の水野裕紀は「前に出てくる守備ならスピードで対抗できるが大きい相手に下がって守られると、上から打ち抜けない。対策はしてきたが思ったようにいかなかった」と言う。中へ突っ込んではつぶされるという、単調な攻撃になった。
東長濱秀作は「僕がいようがいまいが、それぞれの役割は決まっている。自分の責任を取るのがやるべきこと」とあえて厳しい言葉を投げた。失点を25点以内に抑える、というチームの約束事は果たせている。ただ、それを超える得点がなければ意味がない。4日の試合は快勝し、やきもきするファンの心を晴らしてほしい。(大城周子)