日本同意得て配備 太平洋軍司令官、CV22で明言


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 【ワシントン5日=島袋良太本紙特派員】ロックリア米太平洋軍司令官は5日、ワシントンで記者会見し、空軍仕様輸送機CV22オスプレイの日本配備計画について「日本の同意なしには配備しない」と明言した。

 CV22についてはカーライル太平洋空軍司令官が嘉手納基地や横田基地(東京)が配備候補地だと説明。ただ嘉手納配備に関して日本政府は「これ以上沖縄に負担は掛けられない」(小野寺五典防衛相)と米側に伝えており、日本側の対応も決定の要素となりそうだ。
 ロックリア氏は「オスプレイの重要性はさまざまな要因で誤解されているが、災害対応や人道支援を含む幅広い任務に対応できる」と主張。「ある時点でCV22投入を決めるはずだが、現段階でどこに配備するか決めていない」と述べ、日米で協議すると説明した。