戦略特区 沖縄が有力 OIST核に科学拠点化


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 【東京】政府が地域を限定して規制緩和する「国家戦略特区」に、沖縄が有力候補になっていることが10日、分かった。

沖縄科学技術大学院大学(OIST)を中心にした世界最高水準の科学技術研究の拠点を形成し、国内外の優秀な人材や投資を呼び込むことなどが検討されている。沖縄のほかに北海道、新潟県が有力候補に挙がっており、来年1月に正式決定される見通しだ。
 国家戦略特区は、経済再生に向けた「三本の矢」の一つである日本再興戦略の中心政策として、大幅な減税や規制緩和により、国内外からの企業誘致を図る。県は9月までに、沖縄科学技術大学院大学を核とした拠点整備を強力に推進することで、日本経済のけん引役となる環境づくりの加速化を図ることなどを提案していた。